危険は急激に迫ってくる!
風水害は、まだまだ大丈夫だと思っていても、急激に状況が変化する場合があります。危険が迫ってからでは手遅れになることもあるので、異変を感じたらすぐに対応するよう心掛けておきましょう。
風が強いとき
路上では | 路上では、強風で看板が飛んだり、街路樹などが倒れたりする危険があります。近くの頑丈な建物に避難を。ただし、雨を伴う強風時には、地下室や地下街に逃げ込まないようにしてください。 |
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屋内では | 風圧や飛来物で窓ガラスが割れ、破片が吹き込む危険があります。内側からガムテープなどをはり、カーテンを閉めておきましょう。風が強いうちは窓に近づかないように。 |
海辺では | 海への転落や高波に巻き込まれる危険があります。また、高潮の恐れもあるので、すみやかに高台へ避難しましょう。強風や豪雨のときには、警報が聞こえないこともあるので十分に注意を。 |
大雨のとき
河原では | 河原などでは、上流の豪雨による急な増水や土砂崩れの危険があります。雨のときには川などに近寄らないことがいちばんです。もし河川にいるときに警報が聞こえたら、すみやかに避難を。 |
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車の運転中は | 豪雨の際は視界が悪いうえに、操作が利かなくなることも。できるだけ道路の中心よりの水が少ない場所を選びながら、ゆっくりと高台へ避難しましょう。浸水でエンストしたら、再始動させないように。エンジンを傷めます。 |
路上で 浸水してきたら |
高い建物へ避難しましょう。その際、エレベーターは閉じ込められる危険があるので、なるべく階段を使って上の階へ行きましょう。 |
土砂災害は前兆に注意を
長雨や大雨、または地震が発生したときなどに次のような現象を確認したら、早めに避難し、公共の防災機関に通報しましょう。
がけ崩れ |
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土石流 |
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地すべり |
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避難するときの注意点
避難指示などが出されたら、すみやかに避難をしましょう、「まだ、大丈夫」と自己判断せず、早め早めに対応することが命を守るポイントです。
(1)動きやすく安全な服装で |
(2)足元に注意を |
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ヘルメットや防災ずきんで頭を保護し、靴はひもでしめられる運動靴を。裸足・長靴は厳禁です。 | 水面下には、マンホールや側溝などの危険な場所が。長い棒をつえ代わりにして、確認しながら歩きましょう。 |
(3)単独行動はしない |
(4)深さに注意 |
避難するときは2人以上で。はぐれないように、ロープで結んで避難しましょう。 | 歩行可能な水深は約50cm。水の流れが速い場合は20cm程度でも危険です。 |
(5)子どもや高齢者に配慮する |
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高齢者や病人などは背負い、子どもには浮き袋を着けさせて、安全を確保しましょう。 |