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浦安に残る身近な技 各種文化団体の活動

ページID K1002060 更新日  令和6年3月7日  印刷

浦安お洒落保存会、浦安囃子保存会、浦安細川流投網保存会の3つの文化団体が博物館で定期的に活動しています。
その技術を見るだけでなく、見て・触れて・感じて、来館者は進んで浦安の伝統的な文化財に親しむことができます。浦安の博物館は伝統文化の発信基地にもなっています。
ここでは、市内各種文化団体の活動を紹介します。

浦安のお洒落踊り

昭和49年3月19日 千葉県指定無形民俗文化財

写真:お酒落保存会集合写真

練習日:第1・第2・第4土曜日

お洒落は空也上人が教え広めた念仏踊りがその起源といわれ、下総地方を中心に流行しました。娯楽の少ない時代、信仰に厚い老若男女が寺院に集まり、祝い事を行った後、お洒落を踊って楽しむようになりました。
近年では、盛んに踊られてきたお洒落もしだいに踊り手が少なくなり、ほとんどの地域で姿を消してしまっています。
芸事を好む浦安では、その伝統を後世に伝えようと、有志が集まり、昭和47年(1972年)6月26日に「浦安お洒落保存会」を結成しました。お洒落には楽譜がないため、人から人へと受け継ぐ方法で、伝統を後世に伝えています。
平成12年(2000年)の国際民俗芸能フェスティバルや明治座、NHKの出演経験もあり、その度に見事な踊りを披露しています。踊りはストーリー性があり、時間は短いものでは「新川地曳」(約7分)、長いものでは「桜づくし(ねんね子守り)」(約20分)があります。ほかに「木更津」、「高砂」、「宮作坂」、「鉄火節」、「世直し」、「日蓮記」、「白枡粉屋」、「団七」、「飴屋の唄」などがあります。

浦安囃子

昭和50年8月18日 浦安市指定無形民俗文化財

写真:浦安囃子の様子

練習日:第2日曜日

自分たちのお囃子で地元のお祭りを盛り上げたいという板倉亥之助、三矢光太郎、宇田川庸蔵、泉澤音次郎、三橋巳之助などの漁師が、昭和21年(1946年)に江戸川区の鹿骨地区の葛西囃子の伝承者からお囃子を習い、翌年「浦安囃子睦会」を結成し、浦安囃子が誕生しました。
浦安囃子は、笛1、締太鼓2、大太鼓1、鉦1の5人で行います。その演奏・技術は、昭和50年(1975年)の第6回全関東祭ばやしコンクールに優勝して高松宮杯を受賞するなど、非常に高い評価を得ています。
平成元年(1989年)11月には初の海外公演として、スペインの首都マドリードで開かれた「ジャパンフェスティバル89」に出演、平成4年(1992年)7月には同じスペインのセビリアで行われた国際万国博にも出演しています。皇太子殿下出席のもと、浦安の文化を世界に紹介し、国際交流にも貢献しています。現在では神楽なども取り入れられ、伝統芸能として市民に愛されています。
平成12年(2000年)より、「浦安囃子保存会」と名称をかえ、活動を続けています。

浦安細川流投網

平成8年2月19日 浦安市指定無形文化財

写真:投網保存会集合写真

練習日:第1・第3日曜日

浦安の投網は、江戸時代末期に肥後藩(熊本県)から来た、通称「細川の政」という漁師によって伝えられたため、細川流と呼ばれています。
当時、江戸の投網は「土佐打ち(二つ取り)」という投げ方でしたが、政は熊本の投げ方である「すくい取り」という方法を伝えました。
この投網の特徴は、船で広い範囲を移動しながら打つのに適し、体力のない人でも練習しだいで、大きく網を打てるようになることです。そのため浦安で受け入れられ、大正14年(1925年)には、投網船(遊船)の振興のため、投網組合が結成されました。昭和10年(1935年)以降、投網漁は観光漁業の代表的な存在になり、投網でとれたウグイやスズキ、メナダ、ボラなどをその場で料理して食べさせるという遊船業は東京湾の風物詩でした。
しかし、昭和46年(1971年)の漁業権全面放棄、昭和48年(1972年)の投網組合解散や海面埋立事業などにより、多くの投網船が姿を消していきました。そこで、この伝統漁業を永く後世に伝えるため、平成7年(1995年)9月、「浦安細川流投網保存会」が結成され、技術の保存と伝承のため、活発な活動を続けています。

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