危険な場所を覚えておこう!

台風や大雨の際には、危険だと思われる場所にけっして近寄らないようにしてください。
被害を受けやすい場所
高潮
海岸に近いゼロメートル地帯 | 遠浅海岸や湾奥、河口部の土地 |
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満潮時の平均的な海面の高さよりも低い土地には注意。堤防が決壊すると大被害を受ける恐れがあります。
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水深が急激に深くなる遠浅海岸や、湾の奥の土地などは、高潮のときに水位が上がりやすくなります。
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浸水災害
沖積地 | 河川敷 |
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河川が運んできた土砂が河口付近に堆積してできた「三角州」や、過去に繰り返し発生した川のはん濫で土砂が堆積してできた「はん濫原」などは、冠水しやすいので注意。
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河川の流域や、昔、河川敷だった土地は、豪雨により浸水する危険性があります。
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土砂災害
造成地 | 扇状地 | 山岳地帯 |
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丘陵を切り崩してつくられた造成地は、地質や地形が不安定です。豪雨で地盤がゆるむと、崩れる危険が。
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山間部への集中豪雨で土石流が発生すると、山のふもとの扇状地が直撃を受ける恐れがあります。
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傾斜30度以上、高さ5m以上の急傾斜地は、雨でがけ崩れを起こす危険性があります。樹木の少ない山間部は土石流の注意も必要です。
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防災ヒント

都市部は、地表面の多くがアスファルトやコンクリートで覆われています。水が地面に浸透せず、下水道や川に集中して流れ込むため、集中豪雨などが発生すると、たまった水の行き場がなくなり市街地にあふれ、洪水が発生したり、地下室や地下街に氾濫した水が流れ込む危険性もあります。一方で、急激に進んだ宅地化による土砂災害なども実際に発生しています。都市部だからといって油断せず、十分に注意してください。