デートDVとは

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ページID K1041732 更新日  令和7年12月4日  印刷

カップル間で起こる暴力を「デートDV」といいます。

DV(ドメスティックバイオレンス)は、一般的には夫婦やパートナー、親密な関係の間で振るわれる暴力のことですが、暴力は大人だけに限ったことでありません。交際中の若いカップルの間でも起きるのです。国の調査によると、約5人に1人が「交際相手から暴力の被害を受けたことがある」と答えており、そのうち約5人に1人が「命の危険を感じた経験がある」と答えています(注記)。

あなたは、交際している相手に対して、「○○君が好き、だけど怖い」「好きだからがまんしなくちゃ」「嫌だと言ったら嫌われるかもしれない」などと感じていませんか?もしそうだとしたら、それは「デートDV」かもしれません。

注記:「男女間における暴力に関する調査報告書(令和5年度調査)」(内閣府男女共同参画局)によると、「交際相手から暴力の被害を受けたことがある」と答えた人は18.0%(女性22.7%、男性12.0%)、「命の危険を感じた経験がある」と答えた人は18.6%(女性23.3%、男性7.2%)という結果が出ています

詳しくは、次のリンク先をご覧ください。

デートDVはなぜ起きるのでしょう

あなたは、「恋愛」をどう思っていますか?

束縛したり管理されたりすることを「恋愛」だと思っていませんか?束縛や管理は相手を支配しようとする行為で、恋愛とは相反するものです。

相手を尊重し、人として対等に見ていないことから、暴力という手段を使って、力で束縛し、コントロールしようとするのです。

デートDVチェックリスト

交際相手の行動に思いあたることはありませんか

  • つねる、殴る、たたく、蹴る
  • 髪を引っ張る、体をつかんで揺する
  • 物を投げつける
  • ばかにしたり、人を見下した言葉を言ったり、傷つく言葉を言ったりする
  • 大声でどなる、不機嫌になる、脅す、物を壊す
  • 無視する
  • 携帯にすぐ出なかったり、EメールやLINEにすぐ返信しなかったりすると怒る
  • スマートフォンや携帯の履歴や内容を監視し、行動をチェックする
  • 友達(特に異性)との付き合いを制限し、孤立させる
  • いつもお金を払わせる
  • 自分から借りたお金を返さない
  • 性的行為を強要し、避妊に協力しない
  • 嫌らしいビデオや雑誌などを無理やり見せる

自分の意識をチェックしましょう

交際相手との関係を考えてみましょう。

例えば、女の子は、相手にかわいく思われたい、世話をしてあげたいと思っていませんか。また、男の子は、決めるのは自分だ、自分に従ってほしい、などと思っていませんか。愛情があれば暴力を振るっても仕方がないと考えていませんか。

こういった思い込みや考え方がデートDVに陥りやすくさせているのです。

デートDVは誰にでも起こりうるものです。あなたの意識をチェックしてみましょう。

  • デート相手からの暴力が起こったとしても、きっとその時かぎりのことだ
  • 暴力は、お互い嫌いになって別れそうになったときに起こる
  • 暴力を振るわれるのは、振るわれるほうに原因があるからだ
  • うんと親しくなれば、行動を縛ったりするのは当然だ
  • 男性が暴力的・攻撃的なのは男らしい
  • 相手をばかにしたりどなったりするのは、暴力のうちに入らない
  • 望んでいないのにセックスしてしまう人なんかいない
  • 束縛や暴力は愛情表現だ
  • 相手が自分を愛しているなら、自分の言いなりになるはずだ
  • 愛しているなら相手の言うとおりにしなければならない

解答

これらはすべて間違った考えです。

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