防災訓練の実施
どんなによくできた個別避難計画でも、災害時に初めてやってみるのではうまくいきません。ポイントは、普段から地域での訓練を通じて、支え合える関係づくりを進めることです。防災訓練等の実施
避難行動要支援者名簿を活用し、要支援者とその家族に防災訓練の参加を呼びかけたり、要支援者を交えて実際の個別避難計画に沿った情報伝達、安否確認、避難誘導などについて機能するかを点検しましょう。訓練内容
1要支援者への情報伝達
要支援者への訪問や電話連絡を通じて避難指示などの情報を知らせます。電話の場合は、確実に情報が伝わっているか、あとで確認しましょう。
ポイント:日ごろから顔見知りの人が電話連絡するなど、普段と同じ情報伝達ルートを使いましょう。
2要支援者の安否確認
災害直後を想定し、避難支援者は、要支援者への訪問や電話連絡を通じて安否確認を行います。訪問の際は、要支援者に体調面などの変化がないか確認しましょう。
ポイント:普段の見守り活動と同じく、近隣の人が要支援者宅に行って安否確認にあたりましょう。
3避難所等への避難誘導
要支援者を指定された集合場所や避難所まで誘導します。その際、車いすやリヤカーなどを使い、危険個所を避けて避難所までたどり着けるか確認しておきましょう。
ポイント:要支援者とその家族に一緒に防災訓練に参加してもらいましょう。
訓練の結果を個別避難計画へ反映
訓練を実施した後の振り返りは重要です。訓練でうまくいかなかったことや、改善点など気づいた点を踏まえて、要支援者と避難支援者が一緒に個別避難計画を見直しましょう。チェック項目(例)
避難準備の時間
避難に向けた情報の受け取り方法
避難方法や避難所までの距離、経路、避難時間
避難支援に必要な人員の確認
避難先での留意事項
避難に向けた情報の受け取り方法
避難方法や避難所までの距離、経路、避難時間
避難支援に必要な人員の確認
避難先での留意事項