令和7年度危険物安全週間

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ページID K1045700 更新日  令和7年6月1日  印刷

危険物安全週間とは

危険物は、事業所などにおいて幅広く利用されるとともに、国民生活に深く浸透し、その安全確保の重要性はますます増大しています。このため危険物安全週間は、市民の皆さんに身の回りの危険物に関する知識の普及啓発および各事業所における自主保安体制の確立を図ることを目的として毎年6月の第2週に実施しています。

市では期間中、消防本部庁舎に横断幕を掲出し、事故防止を呼びかけます。危険物安全週間の機会に、身の回りの危険物の安全な取り扱いについて確認を行いましょう。

実施期間

令和7年6月8日(日曜日)から6月14日(土曜日)まで

危険物安全週間推進標語

危険物無事故へ挑むゴング鳴る

画像:令和7年度危険物安全週間推進ポスター
令和7年度危険物安全週間推進ポスター

危険物とは

あなたの身の周りにも危険物が!

危険物とは、消防法で定められているもので、リチウムイオン電池、ガソリン、灯油、塗料、消毒用アルコール、化粧品、マニキュア、除光液、ヘアスプレー、バーベキュー用着火剤、アロマオイル、殺虫剤など、普段の生活の身近なところで使用されています。

危険物の性質

  1. 火災発生の危険性が大きいもの
  2. 火災拡大の危険性が大きいもの
  3. 消火の困難性が高いもの

危険物に関する表示

危険物に該当する物品には、保管や使用する際に危険物であることが分かるように、法令で表示が定められています。表示内容は、危険物の品名、化学名、危険等級、数量、注意事項などです。例えば「火気厳禁 第一石油類 危険等級Ⅱ」というように記載されていれば、危険物該当物品です。

危険物は火気厳禁!

危険物から発生する蒸気とは

消毒用アルコールやガソリンなどの危険物から発生する蒸気は、可燃性蒸気といわれ、火気により引火しやすく、また空気より重く低所に滞留しやすい特性があります。また、目に見えないため、その発生に気づくことが難しく、離れた所にある火種によって引火して火災になる危険があります。

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池とは、電極にリチウムという金属を含んだ化合物を使い、リチウムイオンの移動によって放電する電池のことを言います。一般に普及しているアルカリ電池と比べると高容量、高出力、軽量という特徴があり、小型で大量の電力を必要とする製品に使用されています。

リチウムイオン電池が使用されている身近なもの

  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • タブレット
  • ノートパソコン
  • 電動アシスト自転車
  • 携帯用扇風機など

5つの注意点

  1. 衝撃や圧力を与えない
  2. リコール製品を使用しない
  3. 非純正品を購入する際は、PSEマークに事業所が併記されているかや事業者の連絡先がしっかり書かれているかなどを確認する
  4. 家庭用ごみと一緒に処分しない
  5. 濡らさない

アロマオイルが火災の原因に

アロマオイルや食用油などは乾燥すると酸化し熱を発します。付着した衣類などを洗濯した際には乾燥機にはかけないように注意してください。

乾燥後の衣類を1カ所に固めて置いてしまうと熱がこもりやすいので注意してください。

画像:アロマオイルの自然発火の再現実験の様子。美容油をしみこませたシャツを選択し、乾燥機で乾燥した後、放置したところ、放置開始から2時間16分後に自然発火した。発火後、そのまま放置していると、洗濯物全体に火が回った。
洗濯機から発煙・発火の再現実験(提供:nite)

取扱説明書をよく読み、正しい取り扱いをしましょう

カートリッジガスバーナー・カセットこんろ

写真:カートリッジガスこんろの接続部からガス漏れし引火する様子
カートリッジガスこんろの接続部からガス漏れし引火する様子

ガスバーナーやカセットこんろで使用されるガスボンベは、軽量で持ち運びが良く家庭内外問わず多くの場所で使用されています。
ガスボンベの中は、主にブタンなどの液化ガスが充填されており、沸点(沸騰する温度)が氷点下なので、常温では気体になろうという力が働いています。そのため、ボンベの周りの温度が上がれば、ボンベ内の圧力がどんどん上がって、最後には破裂してしまいます。ボンベが破裂すれば、当然、中のガスが放出されて、火種があれば引火して火災となります。

危険現象

気密性が重要な役割を果たすガスカートリッジ(ガスボンベ缶)では、異物の挟み込みや接続部の劣化、誤った装着方法により漏れ出したガスに引火することがあります。また、ガスボンベ缶は高温になると爆発します。

火災事例

  • こんろの器具栓つまみを無理に回すなどの操作を行ったため、ガスボンベ接続部が破損した。破損した接続部にガスボンベを無理に取り付けようとしたことでガスが漏れ、滞留したガスにバーナーの炎が引火した
  • カートリッジガスこんろをれんがで囲った状態で使用したため、囲まれた空間の温度が上昇し、カセットボンベが加熱されて内圧が上昇し、破裂に至った
  • ゴトクからはみ出すサイズの調理器具を使用中、放射熱でガスボンベ内のプラスチックパーツが溶けてガス漏れし引火した
  • カセットこんろを覆うような大きな鍋で調理中、鍋からの放射熱でカセットボンベが加熱され、ボンベ内の圧力が上昇して爆発した
  • カセットこんろを2台並べて、その上に大きな鉄板を載せて使用中、カセットボンベが加熱され爆発した

注意点

  • 使用前に安全点検を行う(Oリングの変形や傷、ガス漏れ臭や音の確認)
  • ゴトクからはみ出すような鍋やダッチオーブン、スキレットは使用しない
  • ガス器具を使用する場合は、指定されたメーカーのガスボンベを使用する
  • ガスボンベは高温になる場所や火気のそばに置かない
  • ガスボンベを炎天下や車内に置きっぱなしにしない。また、直射日光の当たらない場所で保管すること
  • ガスボンベと各種ガス器具は、原則、同一メーカーの物を使用する
  • テント内でガスボンベのガス抜きをしない
  • 取扱説明書をよく読み、正しく使用する

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消防本部予防課
〒279-0004 千葉県浦安市猫実一丁目19番22号
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